本日は、カレント事業所内の大掃除を行いました。
利用者さんが主体となり計画を立て、自主的に行っています。
役割分担を決め、時間の段取り、掃除の手順、方法、清掃道具の扱いなど、トレーニングの一環でもあります。
利用者さんとスタッフが一緒に協力し合いながら、日ごろ出来ない場所や隅々まで掃除機をかけたり、磨いたり、丁寧に進めていきます。
そして大がかりな掃除を終えると、皆さんの清々しい表情とカレントの事業所内が輝いて見えました。
ところで、日本では掃除が「汚れを落とす」だけではなく、「心の内面を磨く」ことにつながると考えられていて、家庭以外でも学校や職場の掃除を自主的に行いますが、海外では殆どその習慣がないそうです。
その理由は、仏教的な教えから影響していると考えられているそうです。
ブッダの弟子に周利槃特(シュリハンドク)というお坊さんがいて、「塵を払い、垢を除かん」と唱えながらひたすら掃除を続けるうちに、「チリとアカ」とは「自分の執着心」のことだったと気づき、悟りを開いたと言われます。
教室や仕事をする場所も自分の一部であり、部屋が散らかっていると考えがまとまらなかったり、部屋がきれいになると気持ちもすっきりするのは、「掃除」と「心」が直結しているからだと思います。
日々の掃除はもちろん、年末の大掃除でも「心を磨くひと時」として捉えてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、ストレスマネジメントにも活用できるかもしれませんね!